ごみ箱(未処理)

日々の観劇の感想、妄想爆発した感想を言語化した掃き溜め。

推しと出会って5年目になります。今日も私は生きています。

忘れもしない、2017年4月23日。
この日が私の運命を大きく変えた1日になるとは、その時は思いもしませんでした。

 

 

気が付けば、推しの荒木宏文と出会って、丸4年が経過、5年目に入ろうとしています。
荒木さんの長い芸歴の中で5年というのは、結構新規の部類に入るのだろうな、と未だに思いますし、現にそうだと思います。知っていたことは以前から知っていたのですが、あの時はまさかここまで好きになるとは思ってもみなかったので、人生何が起こるか分からないものです。

そして、俳優の推しは荒木さんですが、コンテンツとしての推しがミュージカル刀剣乱舞(刀ミュ)です。ゲームの刀剣乱舞自体は、サービス開始当初、3月のサーバー増設組なので、6周年?になるんですかね…?やってない時期もあるのんびりユーザーです。

刀ミュと荒木さんと出会って、5年目になろうとしています。
今から5年前の自分に今の自分の現状を伝えたら、どう思うだろう。そういう思いで自分の気持ちの整理のために、書き起こしてみました。

 

 


すべての始まり


5年前の私は、自分で言うのもあれですが、めちゃくちゃ病んでました。
当時、大学院生でボスのパワハラと研究と仕事と専門分野に関わる雑務でオーバーワークだったな、と思います。
10時頃に大学に行き、集中できないままにひたすら研究を続ける。気付けば夜。深夜になって片道5kmの田舎道を自転車で帰りたくないから朝まで研究室で過ごして、夜明けとともに家に帰ってお風呂と仮眠。そしてまた昼前までに大学に行く。
仕事がある日は働き、仕事終わりにはまた大学に行って臨床研究をして。今日は研究が進んでないからやらなきゃ、と夜明けまで研究を進める日々。
休日は研究を進めないといけないという思いがありつつも、動く気力もなく下手したら丸2日間、飲まず食わずでベッドで横になっている。
月曜日にはゼミがあるからそれまでに資料も作らないといけないし、となんとか胃に食べ物を押し込み、資料を作って。でもきっとゼミの時に怒られるんだろうな、とどこか絶望しながら毎日を過ごしていました。
最初から暗い話を飛ばしてすみません。
でも、当時の私は駅のホームに立っているだけで、「飛び込めば楽になれるのかな」とごくごく自然に思うくらいには、いろいろなことに追い詰められていました。

楽しみも何もなかった。
これまで楽しめていたものが、まったく何も楽しく感じなくなっていた。
それに対しても、何も思わない自分がいました。

本当に何かの偶然で、チケットサイトを開いていた時に、目に映ったのが、『ミュージカル刀剣乱舞 三百年の子守唄』の文字。本公演ではなく、ライブビューイングのチケットの一般発売の文字でした。
正直、当時の私は全然刀ミュには興味がなく、むしろ第二部のライブ形式にはなんかモヤッと感を抱いている側の人間でした。だから、良い評判を聞いても、刀ミュは観に行かないかな、と思っていたほどです。
でも、なぜかその時は、「ちょうどその日は休みの日だし、映画館も近いし、行ってみるか」という気になったんです。なぜかはよく思い出せないんですけど、きっと好きなにっかり青江が出ていたからなんだとは思うんですけど。
そして、なんとなくの気持ちで観に行ったみほとせ。
衝撃を受けました。
え、めっちゃ面白いし、感動したんだけど、と。
持って行ったハンカチがべしょべしょになるくらい泣きました。
しかも、それはまだ第一部の話でして。
もともと、舞台は好きだったので、大学生の時はちょこちょこ観に行ってました。年3回とかそれくらいの頻度で。今は多い時は年20回くらいですね()。
そして、第二部のライブ。
なんで今まで嫌悪していたのか、と思うくらい楽しかった。知っているキャラクターが、予想を裏切らない動きで、でも知らない一面を見せつつもキラキラと輝いている姿に感動しました。
なんて世界は輝いているんだろう、と。私が知らないだけで、世界はもっと楽しいんじゃないか、と思えるほどに、楽しい時間でした。
(しかもその時の曲がどんうぉりですよ、泣きますよね)
舞台上の刀剣男士は、最後まで刀剣男士のままで、カテコの挨拶もそれぞれが言いそうなことで。
よく覚えているのが、蜻蛉切さんの「私はいつでもここ(心)に」の一言。
一人じゃない、って思えました。明らかな味方じゃないかもしれないけれど、私一人でいるわけじゃない、と。
初めて刀ミュを見たのに、めちゃくちゃ泣いたのを覚えています。

で、ここまで読んで荒木さんが出て来ないじゃないか、って?
大丈夫、私もそう思った。
まあ、spiさんはspiさんで色々エピソードがあるから、それはまた今度。

 

荒木宏文さんが推しになるまで

 

荒木さんに関しては、最初は私も「怖いお兄さん」という認識でした。
だって~、あの時の髪色金髪?緑?だよ???しかも、今まで好きになったことのないタイプだったし~。
でも、とてもにっかり青江が良かった。にっかり青江がそこにいた。
だから、SNS、ブログ、全部チェックした。
そしたら、気付いたら好きになってた。
荒木さんって、言葉数は多い方ではないし、ストイックな方だから自分に対して厳しいことを言っていることが多いんですね。それがキツく感じた一因だったんですけど、すごく私にとっては彼の言葉はすんなりと入ってくるものでした。
ひたむきに前を向いて進む姿が眩しかった。そして憧れた。
私も、荒木さんのようになりたい、と思ったのが推しの始まりだったように思います。
荒木さんという、私の人生において何を差し置いても憧れる好きな人ができて、少しずつメンタルが回復していきました。
私を取り巻く周囲の状況は変わらなかったですけど、推しがいるだけでどんなに辛いことがあっても前を向けました。
その時の一つの目標が、

『絶対に荒木さんの出演している舞台を観に行くこと』
そして、『刀ミュを観に行くこと』でした。
どうやったら楽になれるかばかりを考えていたどん底から、一歩一歩、未来に向かって生きる気力を与えてくれたのが、荒木さんであり、刀ミュなんです。
まあ、そこからはなんとか頑張って修士を終えて。
さて。次に待ち構えているのは就職です。

 

結論から言うと、売り手市場の職業のはずで、たいてい1~2個受ければ必ず内定をもらえる専門職のはずなんですけど。
私、いくつも受けて、全落ちしました。
お祈りメールならぬ、お祈り文書が届くわけですよ。
途中からは笑いましたね。私はこの専門職で働くなっていうことかな、と思ったりして。
だから、就職先が決まらなかったので、半年くらいプータローしてました。

まあ、それだとやばいと思って就活はずっと継続していたんですけど、ある時ふと、
「地元を出たら、荒木さん出演の舞台も観に行きやすくなるんじゃない?」
と思い、地元を出ることを決意。
すると、あれよあれよという間に、就職先が見つかり、そして今ここへ、という感じになります。
めちゃくちゃ端折った感がありますけど、本当に地元を出ることを決めてから就職先が決まるまで1か月かかってないんですよね……。縁ってやつは怖い。

History Ep.3の握手会で、
「荒木さんと出会って人生が変わりました。今ここにいるのも、生きているのも、荒木さんがいたからです」
と伝えた激重女なんですけど、私の人生の岐路で道を示してくれたのは荒木さんなんですよね……。だから、激重メンヘラの発言ですけど、あながち嘘じゃないんですよ、これが。
それくらい、私の人生に大きな影響を与えてくれた存在なんです。
ただの好きじゃない。
たぶん、これからの人生で、荒木さん以上に好きになる人なんて現れないと思う、と言えるほど、私にとっては尊敬して、憧れてやまなくて、そして大好きな人。
現在進行形で、生きる力を貰っています。
仕事で頑張れない時。仕事が辛い時。仕事の内容が嫌な時。
……ほぼほぼ仕事関連ですね。
しんどいなぁ、と思うときに、荒木さんも私たちにいいものを届けようと頑張っているんだ、と思うと、もう少し頑張ってみるか、と頑張れる。

荒木さんのファンとして、胸を張れる人間でいたい。
今は、それが目標です。荒木さんのように生きるのは、並大抵のことではないですけど。少しでも近づけるように、推しに合わす顔がない、と思うような人生は送りたくない、と日々を過ごせているのは幸運だな、と思います。

推しへの感情を書き連ねていたら、何が書きたいのか見失ってしまいました(笑)

 

ミュージカル刀剣乱舞との出会い

 

そして、刀ミュ。
刀ミュにはだいぶお世話になりましたし、めちゃくちゃ(いい意味で)人生を狂わされました。
いつか、なにかのインタビューで、でじたろうさんだったかな?言っていたのが、刀剣乱舞は頑張っている女性を応援するコンテンツにしたい(ニュアンス)」というもの(詳細分かる方は教えて下さい)
めちゃくちゃに応援されています。
頑張っても、まだ頑張っている人がいるからまだまだだ、と思って負のループに陥ったことも多々あります。それこそ、大学院生の時とか、ずっと頑張らないとと思っていました。
でも、頑張っているんだよ、お疲れ様、と、本当は言ってほしかった言葉をかけてくれたのが刀剣乱舞・刀ミュでした。
2018年の真剣乱舞祭は泣きました。今剣の

「僕たちが見えないところでも頑張っている主様に、誉ポンッ」

で大泣きです。
彼らは私のことを知らないです。私に当ててではなく、そこにいる大勢の審神者に向けて言った一言です。分かってます。
でも、その一瞬でも、こちら側に心を傾けてくれたことに、とても救われました。
もしかしたら、その公演自体も観客側のことを思って作り上げてくれたのだと思うと、すごく嬉しくなりました。
観客側のことを考えなくても、良い舞台は作れると思います。でも、そこに心を寄せてくれた。
それがすごく嬉しかった。
そもそもの刀ミュの「神とは」という考え方が好きなのもあるんですけど、刀ミュについていこうと思ったのはそれが切っ掛けです。

 

私をどん底から掬い上げてくれた荒木さん、刀ミュ。
わがままですが、このような状況下でも折れないでほしいです。
一度は助けてもらったから、今度は私が何かできないか、と考える5年目の始まりの今日。
末永く、続きますようにと祈りを込めて。