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日々の観劇の感想、妄想爆発した感想を言語化した掃き溜め。

ヒプステはヤクと言ったな?そうだ、2次元と3次元の境界を曖昧にする強烈で最高なヤクである。

ヒプノシスマイク-Rule the Stage track.3-観てきました~~~~~~。
最高すぎて、語彙力が皆無です。IQ3くらいになってます。好き、かっこいい、好き、しか語彙がなくなってます。でも、それが楽しい。
ガンガンにネタバレします。
観ていない方、ネタバレ嫌な方はご注意ください。
それに、感想という名の全て妄想です。役者さんが語ったとか、そういう裏話とか役作りとかあったとか一切知りません。ただの、私の、妄想です。

 

オオサカ・ディビジョン―親愛と情愛と、ほんの少しの寂しさと―


オオサカは地味に好きです。(地味って言うな、と言わないで)
推しディビはヨコハマとナゴヤなもんで、オオサカにまでハマったらやばいな、と思ってあえて手を出してない部分も大いにあります。だってさぁ、曲もいいし、キャラも立ってるし、全員のあの大人感やばいじゃん、真っ当な職に就いてるのが2人もいるとか安泰じゃん(なにが)。
それはさておき、オオサカには絶対沼るし、ステでオオサカはやべえ…と思ってたんですけど、案の定やばかった。語彙力ないですね。

 

白膠木簓―笑いの裏に哀愁を漂わす―


はいどうも~~~~~!!!!!
白膠木簓さん、ルックス最強ですやん、こんなん。どっからどう見ても白膠木簓。あのお目々のくりっとした荒牧慶彦さん、ずっと半目で演じてるなんて信じられないくらい、目ぇ細かったよ???で大事な時に開眼するとか、こんなんオタク好きやん、分かってんじゃん。
白膠木簓は今回は話の根幹というよりも、ほぼほぼ躑躅森蘆笙への未練、そして親愛に対しての関わりだったと思います。
彼のヒプノシスマイクはスタンドマイクじゃん?漫談用の。大蜘蛛弾襄とバトルする時に、白膠木簓、蹴ってクルって回すんですわ。めっちゃかっこいい。白膠木簓、お前、そんなこともするんか、って思った。思いました。しかも、上でぐるぐる回すし、ヒプノシスマイクってそんなにぞんざいに扱っていいの?って。まあ、ぞんざいな扱いは波羅夷空劫の方が上なんですけど、それは彼の項で後述します。マイク捌き、見てみてほしい。
あのね、白膠木簓はめちゃくちゃ器用。器用に世渡りもできるし、笑いも取れる。周囲の人を笑顔にすることもできるし、本当になんでもできるスーパーマンのような人なんだと思います。でも、周りを笑かせられても自分自身を笑かすことが難しいん違うかな、と思ったんですよ。白膠木簓が爆笑したりニコニコしてる時って、隣や近くに蘆笙先生がいて、漫才のようなツッコミを入れられてる時で、その時は心の底から楽しそうな白膠木簓が見えたな、と思うんです。(すべて妄想です)
道頓堀ダイバーズの子に対しても、「何が何でも相方を失ってはいけない」と声に出して言えるのがかっこいい。例えそこに、かつての相方である躑躅森蘆笙がいたとしても、自分の思いを声に出して言える、それができる白膠木簓は人としてとても成熟しているんだな、と思います。
そして、蘆笙先生が「あの時の……」と言いかけたのを遮って、「今は隣にお前がいるから」ってさあ、蘆笙先生は漫才の相方というだけではなく、白膠木簓の人生においてかけがえのない人って言ってるのと同義じゃん???って思うんです。
それに、よく考えると(よく考えなくても?)、白膠木簓って碧棺左馬刻との別れ、躑躅森蘆笙との別れ、と2回も一度は築いた関係性を解消してるんですよね。その笑顔の裏でめっちゃしんどい思いを繰り返してたんやな、と思うと、どつ本で笑顔でいる白膠木簓の顔が涙で滲んで見えてきます。
そんな彼が、「相方を失ってはいけない」と、「行動を起こせ」と、あの日の自分と同じ思いをさせないかのようにけしかける姿は、後悔を、悔しさを知っている『大人』そのものだと思いました。
白膠木簓は飄々とした雰囲気からは感じられにくいけれど、まっすぐとした心の持ち主で、人を日の当たる場所へと導ける先導者のようだ、と思います。

 

躑躅森蘆笙―教育者として、人生の先輩として―


蘆笙先生~~~~~~~私の高校時代の担任になってくれ~~~~~~~進路相談に乗ってくれ~~~~~~~~~~~~数学好きだったから自学の手伝いしてくれ~~~~~~~~~~~~
ってめっちゃ思いました。蘆笙先生、めっちゃ先生だった。あんな先生、高校生の時にいなかったけど、でも、あんな先生いる、って思えるくらいめっちゃ先生だった。
好き勝手する白膠木簓に対して怒ってるんだけど、その対応がめっちゃ先生。しかもちゃんとツッコミもいれるなんて、なんて最高なんや……。大人の対応ができる、というだけでヒプステ、及びヒプマイの世界ではかなり希少。
蘆笙先生、ルックス最高。綺麗で美麗で、そして脚が長い。股下5mあったよね???うん、あった。
それにね、蘆笙先生のヒプノシスマイクはインカムじゃん?両手がら空きじゃん?殴れる。殴れるんですわ。きっと蘆笙先生は元ヤン。
額に掛かる数本の髪の筋が色気を出してて、大人やん~~~~~って思ったんですよ、色気、青年期から壮年期への過渡期に入り始めた大人の男の色気がね、あったんです。その点では、白膠木簓は成熟した大人の考えを持ちながらも、まだまだ青年なんです、きっと。夢を見れる、希望を見いだせる、その若さが白膠木簓にはある。
躑躅森蘆笙が諦観しているとか、そういうことではないんです。でも、躑躅森蘆笙は自分より若い高校生を見て、そして過去の自分と比較をしてしまうタイプなんじゃないかな、と思うだけで。あの時こうしておけば良かった、なんで自分なんか、と自省という名の自己否定を繰り返していた時期もあったと思ってます。
でも、白膠木簓と出会い別れたことで、自分の生きる道であったりすべき事が見つかった、そこを軸として立てるようになったことで、一つ、大人となった気がします。
生徒に仇なす人に対して、巻き舌+べらんめえ口調で突っかかっていくのも、元来の気質が見えるようで楽しいです。蘆笙先生は何かきっかけがあると、周囲の目など気にせずにどんどん行けてしまうタイプなんだろうな、と。普段怒らない人が怒ったときの方が怖いから、きっと白膠木簓も蘆笙先生のことは怒らせないんじゃないかな、と思ったりしてます。でも、白膠木簓とは結構ガチな喧嘩を2回や3回はやってそう……。周りが引くほどのやつをやってる気がしないでもない。で、折れるのは白膠木簓。蘆笙先生は頑固そうな気がするからな~~~。
白膠木簓の光に当てられた一人の蘆笙先生。でも、今は彼が若者の光となるべく情熱を燃やし、持てる力を注いでいる。
過去を乗り越えて、今を乗り越えて、自分が照らす道を歩まんとする彼は、かつて相方に照らされていたとは思えないほどの光を放っている気がします。

 

天谷奴零―色気マシマシ物語のフィクサー


あのね、これは最初に言いたい。
天谷奴零の年齢の体の厚みを見事に出してくれてありがとうございます!!!!!!!!
立ち絵のスリムさもいいんだけど、実際の46歳っていったらもっとムチムチしてるんですよ。でも、イケオジの46歳だからスタイリッシュの中に溢れ出る熟成した大人のムチッとした色気があの体型から表現されて、ブラボーすぎる……。天谷奴零以外もこだわりの塊なんだけど、衣装のナカサチさんが最高の衣装を手掛けてくださってて、より天谷奴零の色気が増してました。色気と、信頼できない危ない雰囲気と。綺麗に共存していたのは衣装のおかげも大きいです。ありがとうございます、ナカサチさん。
物語の本編の始まりが、天谷奴零の電話から始まるの、最高にショータイムじゃないですか?
それに、電話の相手はきっと無花果様なんだろうけど、それをあえて明言しないことで会場の観客を一気に『中王区の人間』に見立てて、舞台という『ショー』と、物語の流れにある『ショー』の両方の観客になる、というダブルミーニングに後から気づいてぞっとしました。
演出の植木さんなのかな、これ考えたの。最高じゃん、って。
どついたれ本舗は白膠木簓躑躅森蘆笙の絆が強すぎるから、かなり関係希薄な天谷奴零くらいの存在が丁度いいような気がしてきてます。何かあれば頼るけど、それは“チームのメンバー”として頼るだけで、人間性は信頼していない感じ、ひしひしと2人から感じられます。でも、どついたれ本舗は大人だから、お互いが踏み込まないギリギリのラインでチームを保っていられる。バランス感覚が上手いです。
あとさ~、調査報告がさ~、三郎と一緒なんですわ……親子、一緒に暮らした、生活したことはなくても、血は繋がってて、天谷奴零の狡猾さは三郎の頭脳に受け継がれたんだと思うと、なんか、胸のあたりが苦しいです……。
そういえば、かつて軍の開発研究部に所属していたはずだから、きっとその時に蛇穴健栄とは出会ってると思うんです。天谷奴零の部下の一人に蛇穴がいたらいいなぁ……。天谷奴零は話術も巧みだし、でも義理堅いところもあるから、蛇穴はそういう天谷奴零に心酔していた、とか今後の展開で出てきてほしい。お願いします、アカバネ・ディビジョンを再度出してください。大好きなんです。
天谷奴零、ヒプステならずヒプマイのフィクサーでありながら、これといってまだ掴みどころがない男。今後の活躍というか、彼の一挙手一投足で世界は変わるだろうし、何よりどついたれ本舗が悲しまなくていいように、天谷奴零が動くことを願うばかりです。

 

ゴヤ・ディビジョン―青春なんだ、これは、取り戻したかったあの頃の―


眩しいですゴヤには晴天が合います。ギラギラとした夏の太陽が似合います。
強いんです、彼らは。自分の生きる道を知ってる。
いや〜、推しディビの1つがナゴヤなもんで、絶対にやばい、落ちると思ってたんですけど、まあ予想通りといいますか、予想以上といいますか。今まで以上に好きになってしまいました。ガラが悪いんすよ、彼ら。え、僧侶、ミュージシャン、弁護士っていうある程度しっかりとした肩書があるんですよね?というくらいガラが悪い。ヤンキーじゃん、好き。

 

波羅夷空劫−彼の通った道が正道となる−


大好きです(唐突)。
ヒプステ恒例の、テーマ曲でオリジナルの立ち絵から同じポージングで出てくる演出。ねえ、2次元の推しが3次元に登場したらオタクはどうなると思う?
軽率に死にます。
私はtrack.1の入間銃兎で経験済みだったし、track.1 、track.2と通ったから想像も難くなかった。でもね、やっぱり慣れない。いい意味で慣れない。
来るぞ、来るぞ、っていう期待感があるからこそ、っていうのもあるけど、期待を裏切らずむしろ想像以上で、ポージング以後の動きも見たことないのにまんまキャラクターでさ、「あ、私この動きをする波羅夷空劫知ってる」ってなりましたもん。
錫杖型のヒプノシスマイクをバトントワリングのようにくるくる回しまくる波羅夷空劫、ハンドサインの手の振り方が豪快でいかつい波羅夷空劫、ファンサなんてしなくてニコリともせず、どちらかといえばムスッとした表情の波羅夷空劫……。
どの一瞬を切り取っても、そこにいる波羅夷空劫を『私は知っている』と思うんです。もちろん、波羅夷空劫だけでなく、他のキャラクターもそうなんですけど、推しだからこそ、これまでいろいろな動きだったり、言動だったりを想像(という名の妄想)を繰り広げていました。だから、少しの動きの違い、言い方の違い、言葉遣い、言動の違いが解釈違いに繋がってしまう恐怖が少しありました。まあ、これまでのヒプステからして絶対にそれはないという確信ももちろんありましたが。
でも、そんな恐怖心を一気に吹き飛ばし、今まで抱いていた「波羅夷空劫」という偶像に、もっと強烈なイメージを与えてくれたのが、今回の廣野凌大さんが演じる波羅夷空劫だったんです。
気付けば、テーマ曲が終わったときには泣いていました。
そこに、波羅夷空劫がいたんですから。例え観劇した席が、2バルのサイドの最後列だったとしても、波羅夷空劫という存在感がそこまで到達するほど、心を揺さぶるほど大きく、強烈なインパクトを持っていたんです。
この感動を味わうだけで、18,000円(手数料抜き)を払った価値がありました。
波羅夷空劫は倒したい相手かつての相棒、「Naughty Busteres」の山田一を挙げています。ちょっとコミックスの方は解釈違いを感じそうで1巻しか履修してませんが、別離の理由はそれとなく知ってます(くらいの程度です)
まあ、きっと真正ヒプノシスマイクによるものなんだろうなぁ、空劫にとっては本心ではないだろうなぁ、という認識の元の話、と思ってください。
波羅夷空劫はヒプステで登場したキャラクターの中でも屈指の強さ誇ると思います。完全に倒したかどうかは不明ですが、その場では動けないほどに1人で打撃を与えたのは、ヒプステを通してでも波羅夷空劫くらいじゃないかと記憶してます。(弾襄様はお縄になったんだろうね、その弾襄様も見たいよ、好きだよ)
ヒプノシスマイクの強さは精神力の強さと(ラップの強さもあるけど)と比例するんでしたっけ?多分そうだったと覚えています。
その点では、波羅夷空劫めちゃくちゃ強いじゃないですか。僅か14歳で親父の住職でも成し遂げられなかった荒行達成してるんですから、並の精神力じゃないことが分かります。
それだけ精神力が強いのが波羅夷空劫なんです。
きっと演出・脚本の植木さんも、波羅夷空劫のその強さを表現したくて、オオサカにダメージを与えられてたとはいえ、力のある弾襄様を倒す空劫、というシーンとなったのかな、と思ったりします。
さて、その『強さ』についてです。
以前、track.1の時に、「一郎は正しい、一郎は強い、一郎は強者」と考えました。(詳しくはその時のブログ

ヒプステは最高、あれは合法的にトリップさせてくれる薬である - ごみ箱(未処理)

参照)
波羅夷空劫もそうです。彼は『強い』。精神的にも、物理的にも。
彼は人の道を照らすことができる。それは彼が意図せずとも勝手に。彼が通った道が正道となるほどの眩さを持っています。それは天性のものでもあるとは思いますが、そこに加えて、波羅夷空劫自身が努力して勝ち得たものだとも思うんです。
何でもかんでも対比させればいいわけじゃないのは知っているけども、空劫と対になる存在は山田一郎なわけで。
ある日を境に道を違えた2人ですが、チームを組んだ相手でその後の価値観や人生は変わったのではないかと思います。
画一性多様性か。
どちらにも強みと弱みはありますが、山田一郎は画一性を、波羅夷空劫は多様性を選択しました。
その結果として、一郎は弱みの方が強く出てしまった印象を持ちます。
一郎も進む道は正道で、放つ言葉は正論ですが、それを弱者は往々にして眩しすぎて『偽善』と映ってしまうことと思います。
波羅夷空劫も一郎のようになってしまう危険性は大いに孕んでいますが、ドラパ含め劇中でそういう描写はありません。
その違いとして、先程挙げた『画一性か多様性』にあると思います。
それぞれのチームの特色として、山田一郎は兄弟で作ったチームであり、そこの最年長およびリーダーとして引っ張っていく責任が必要です。でも、弟たちは兄を盲信のように信じてついてきてくれる。それがあるから成り立っているとも思いますし、Buster Bros.としては正しい形なんだろうな、と思います。
でも、その歩む道がもしも曲がってしまったら。
誰かを傷つけてしまう険しい道を示してしまったら。
もしも。
一郎は強いから乗り越えられるかもしれない、問題なく通っていけるかもしれないけれど、世の中の多くの人は一郎ほど強くないから、その一郎の強さに背を向けてしまうかもしれません。
それに対して波羅夷空劫の周りには、四十物十四と天国獄という属性が違う2人がいます。
『弱者』という立場であったけれども、それを乗り越えて自らのやりたいことを確立させた四十物十四。
未成年の2人を導き、厳しく注意することができる大人の天国獄。
いくら達観しているとはいえ、波羅夷空劫はまだ19歳の未成年で、血気盛んで過ちを犯してしまう危険性はありますが、突っ走ってしまう前に一回立ち止まって考えることができる機会があるかどうか、って大きな違いだと思うんです。
その違いが今後、山田一郎と波羅夷空劫が再会した時にどのように働くのか、と思うと面白くもあり、怖いです。
真正ヒプノシスマイクで一郎への嫌悪感を植え付けられているとはいえ、一郎に対して離れていた期間に成長した部分をどのようにお互いが感じるのでしょうか。

あ、ここからはただの頭悪い感想なんですけど、あのね、波羅夷空劫がね、スカジャンを脱いで心のままに暴れるの、最高オブ最高すぎません???俳優さんは成人してるけど、波羅夷空劫は未成年なわけでさ。これまでのヒプステで肌色成分はかなり少ないじゃないですか???たぶん波羅夷空劫が一番肌色成分が多かったわけですけど、照明と相まってさ、肌がめちゃくちゃ白く輝いてて、なんか触れて穢してはいけないものを見ているような背徳感にゾクゾクしました。未成年の無防備なわきを見ていいのか、と。わたしは。
衣装最高なんですわ…みんな、ナカサチさんのTwitter見て……。

彼の通った跡が道となり、それを標として歩む人もいるでしょう。波羅夷空劫はその手を引くわけでも振り払うこともなく、我道を行くだけです。でも、彼に救われた人はその背中から勇気をもらい、ついてくる。波羅夷空劫は無意識に人を導くことができる人だと感じました。

 

四十物十四―弱さの先に掴んだ強さ―


四十物十四、実在したんや……。
ヒプマイのキャラの中で再現するの難しいキャラ一位じゃないですか、彼。声と身長と歌唱力とをすべてこなさなければならないって、どんな高いハードルだよ、と思いました。
でもね、加藤大悟さんは正に四十物十四で、特に人前で出てくるキャラの時の声と仕草は本当に四十物十四で、14th moonだったんです!!!!
今回は糸の会との接点を作る役どころでしたが、まあ、十四くんなら普通に入信してそうだな、とも思いました。自分が救われたいだけじゃなくて、苦しんでいる誰かを救いたい、という思いが強いからこその入信だったと思いますし、天国獄に裏仕掛けを教えられてすぐに辞めることができるのも、彼の素直さと過ちを認める強さがあってのことだと思います。
案外、人に謝ることって難しくて、自分に非があるなんて認めたくないものです。でも、それを容易くできてしまうのが四十物十四なんです。自己肯定感の低さから、とも取れるかもしれませんが、勝手ですけど私はそうではないと思ってます。優しいからこそ、自分の行いで誰かが傷つくことを良しとしないのは、十四くんの強みかな、と思います。
ヒプステではしきりに空劫に叩かれたり蹴られたり…そのじゃれつきが10代っていう感じで、青春でさぁ、眩しかったよね…。基本的にヒプマイの世界観は荒廃してるし、H歴の治安は最悪だと思うんだけど、この2人はまだ若さとその立場が故に、世間一般の荒波を知らないんだろうと思いますし、だからこそ現代と変わらない触れ合いが生まれてるのかな、と思うと、とても愛おしい。
普通に高校行って、普通に友達に囲まれて、普通に将来を考えて、が難しい空劫と十四くんだから、Bad Ass Templeの仲間、家族として青春の真似事をできていると嬉しいです。それを、天国さんは過ぎ去った当時を思い出すように注意しつつも、少し羽目を外したりなんかをしてくれれば最高です。
なんて言ったって、ゴヤは家族なんですから。
波羅夷空劫という太陽の光を受けて輝く月の四十物十四。でも、陰を知っているからこその優しさや強さを兼ね備えた彼だからこそ、強さを押し付けることなく寄り添っていける稀有な人物だと思います。
彼の青春の記憶が笑顔で塗り替えられますように、と願っています。

 

天国獄―正義を知り、邪道を知り、人を救う―


あーー、あのるいるいが、大人としての役をしてるなんて…あの、るいるいが。
と、メタい意味での感慨が深かったです。
かわいいるいるいしか知らなかったので、大人の色気と迫力を兼ね備えたるいるいは、もう青柳塁斗さんと呼ぶのがふさわしい貫禄を感じました。
そして相変わらずアクロバットが上手い、ダンスがバキバキ。最強じゃんね。
天国さんのヒプノシスマイク、天秤だから歌ってる時に天秤の皿がグワングワン動いてて絡まってて、ちょっと笑いました。でも、決まるところでは綺麗になってるんだからさ、どうやってるんだろうね。地味にそこが気になってます。
それにね、ちゃんと足元もラバーソールで、リーゼントを撫で付ける仕草が様になってて、天谷奴零とは違った、ややノーブルな大人の色気を感じました。
天国獄さん、ドラパよりも苦労人感が出てて、世話焼きで、どんなことをしていようと人を導ける人なんだな、と思いました。
ヒプマイの中では数少ない真っ当な大人で、言っていることは社会常識に沿っている正しいことなんですよね。
未成年のチームの家族でありながら保護者でもあり、突っ走ってしまいそうな彼らのストッパーとなるのが天国獄でした。
天国獄は神宮寺寂雷の昔馴染みで彼に勝ったことがない、というコンプレックスも抱いていますが、そういう感情もすべて飲み込んで、人を頼れる強さがあります。え、天国獄ってめっちゃ人間できてるじゃん……。
「クソが」「バカが」「生臭坊主が」
と罵詈雑言のオンパレードですが、面倒くさそうに言っててもそこには家族に対する親愛がある。
金にうるさいのに、実際金にならない仕事を自らしたり、サポートという名の尻ぬぐいをやったり、めっちゃいい人じゃん……。天国獄、幸せになって……。
考えると、ゴヤって人を導くことや道を示すことを生業としている3人だな、と思います。
人を導くことに関しては天国獄が一日の長であり、まだまだ未熟な波羅夷空劫と四十物十四を導く存在になりますね。
自分のコンプレックスと向き合いながらも、今後もナゴヤの3人と家族というかけがえのない存在を大切に守ってくれる守護者のような存在であってほしいです。

 

糸の会―入信させてください―


出ました、キョウト・ディビジョン。待ってました。
本当はキョウトはもっとはんなりとしながらも京言葉で強烈にdisってくるものを期待してましたけど、これはこれでいいのだと思います。
それにね、ナゴヤから向かうのに、新幹線で1駅で行ける方が便利だしね、きっと大蜘蛛だったり弾襄様のモデルとなったであろう松永久秀のいた美濃の方にしてしまうとオオサカから行きづらいだろうしね。まあ、そこらへんの交通事情は知らないんですけどね。

 

大蜘蛛弾襄―敗北者だけで立ち止まらない―


ルックスからして弾襄様好きです~~~~~
なんですか、最初の三つ目のサングラスwwwいや、大蜘蛛から着想を得たんだと思うんですけど、でもよくあんなサングラス見つけたな、と思います。特注で作ったのかな、ヒプマイくんならそれくらいしそうな気もしないでもない。
ライブパートで会場が一気に信者にさせられるスタイル、大好きです。めっちゃニコニコしながら指を掲げてました笑
弾襄様はヒプステではほぼ初めてかな、の分かりやすい悪役でしたね。
アカバネのNBは悪役ではあったけど情状酌量の余地があるといいますか、違法なものを使ってはいたけど関係ない人を傷つけることなく自らの力で世界を変えようとしました。でも、それはある意味ではまだ中王区の権力の強さを知らないからできたことなのかな、と思います。
大蜘蛛弾襄は旧政府の中枢にいた人物ですから、一筋縄では太刀打ちできないことを知っている。だから、違法ヒプノシスマイクを用いて、金を集めて、人を集めて数の力で立ち向かおうとしたんですね。それは間違っている方法かもしれないけれど、きっと正しい方法では到底無理だったんだろうね。まあ、言の葉党の支持率エグそうだもんね…。そういう私も中王区の女だから、言の葉党を支持している一人だけど。
でもね!大蜘蛛弾襄様の素敵なところはあって、ちゃんと信者の名前を覚えて、「君」とか「あなた」とかじゃなくて名前で呼ぶんですよね~~~~「小鳥遊くん」ってさ。あくどいことを考えてる教祖様なのに、十四くんのこともちゃんと名前を覚えているんです。きっと、弾襄様って頭のキレる人物なんだよね~、だからこそ宗教の教祖になるという方法を考えついてまあまあ成功してるんですけどね。

アカバネのカズは、中王区に家族を奪われた。
アサクサは、友人との関係を記憶を。
そしてキョウトの大蜘蛛弾襄は、地位を、名誉を、これまでの生活を奪われた。
そりゃ、恨むわな…と思いますし、いくら中王区の女の私でもやりすぎだな、と思います。

中王区に反逆を目論む者達よ、どうか彼らにも幸せな未来が訪れんことを。

 

道頓堀ダイバーズ―どんなクソな世界でも希望はある、と語る彼らの瞳―


ごめんなさい~~~~~力尽きたので、後日追記します。書きたいことはたくさんあるんです……。
ひろりんかわいいよね…。

ちゃんと追記します。