ごみ箱(未処理)

日々の観劇の感想、妄想爆発した感想を言語化した掃き溜め。

夜は夜明け前が一番暗い~MESSIAH 黎明乃刻感想~

黎明でした。黎明でした。

正に、黎明乃刻でした!!!!!

ほら、夜明け前が一番暗いって言ってたじゃないですか〜やだ〜……ある意味、一番暗い時間軸のお話だったと思います。

はーーーーーーーめちゃくちゃ言いたいこと、感想あるんだけど、頭悪い感想しか書けないから、頭悪くいきます。

※感想だけに、とてもとてもネタバレしていますので、ネタバレ踏みたくない方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杉浦レネという男

まずは、杉浦レネ。

杉浦レネ、顔10cm、脚3mなかった???あったよね???ありましたよね???

殺陣のシーンでレネ・ユキ・ガラのいずれか2人がいたら、まじで「Gロ狭くない?大丈夫???脚天井当たらん???」って思ったよ、脚長え!

あのね、私、黄昏からメサイア入った人間なんですけど(めっちゃ最近)、黎明に向けて過去作を予習?復習?してたのね。でね、特に刻シリーズになってからのを見て以降、杉浦レネ一切出てないのに、めちゃくちゃ杉浦レネが気になるようになる、っていう謎現象が起きて、まんまとなぜか杉浦レネに落ちたんですけど。

この前、ふせったーにも書いたんですけど、その時になんとなく理想にしてた杉浦レネくん、

『でも、御池万夜とメサイアになった杉浦レネくん、救う相手は一人じゃないよ、御池万夜と柚木小太郎の二人だよ。でも、それでもドンと来い!と言いそうな杉浦レネくん、めちゃくちゃタイプです…。』

まんまこう思ってたんすよ、4回目の黄昏を観ながら、レネ、底抜けの元気であっけらかんとしてるし、ミッションも楽しんでいる様子あるし、万夜様と柚木のことも抱えてくれそうかな、って理想を抱いていたんですよ。

そして、本日黎明初観劇。

まんま、私の理想の杉浦レネ、いや、理想を超えた最高の杉浦レネがそこにいたんですよ…まじで…。

柚木と御池の2人をまとめてメサイアにしちゃう杉浦レネくん、花丸満点あげたい。「俺達のメサイア」だって!全私と解釈が一致すぎて、杉浦レネをこれ以上ないくらい好きになったじゃん……

でも、そこに至るまで、御池万夜にとって自分はメサイアじゃない、けれど家族のような存在になりたい、守りたい、って独りよがりのようでもあるけど、自分なりに生きるための、生き残るための目的を見つけたり、実は大家族は自身を残して全員天国に行ってたり、となかなか人生ハードモードなんだよね。

杉浦レネ、何歳か知らないけど、アメリカユニオンの工作員を経て公安七係に入り、そして五係へ、という道筋を辿るにはそこそこの年数が必要だと思うんです。少なくとも成人はしてると思うんだけど、十歳くらいから工作員としての教育を受けたりしてたと考えると、いつ家族が死んだかは明言されていないけどきっと工作員になる前には死んでるんじゃないかな、と思うし、愛情を受けた記憶を抱いて、死ぬことへの恐怖を抱きながら死と隣り合わせの人生を歩んでるんですよね。

「死ぬのが怖い」杉浦レネ、最高に推せません?私は大好きです。最高オブ最高……。

そんな彼が、御池万夜に「お前と家族のようになりたいんだ」と言うんです。自分が死ぬよりも死ぬことが怖いと思ったメサイア、御池万夜に対して「誰かのために生きる」という新しい感情を抱くんですよ。でも、私はその感情は決して依存ではない、と思ってます。依存ではなく、心の拠り所としてのメサイア。杉浦レネ、底なしの明るさはきっと彼の生まれ持った性質だと思いますし、きっと卑屈になりやすい御池万夜を引っ張っていける、光の存在になっていってほしいと思います。

 

個人的に、御池・柚木・杉浦の三人には有賀・間宮・加々美を重ねてしまっていて、有賀・間宮・加々美では、間宮の「幻影」が悠久までちらついている感じ、真のメサイアとなるためには間宮という「影」を乗り越える必要がある、という印象なんですね。

でも、御池・柚木・杉浦にとっての柚木は、ある意味で御池と杉浦の支柱・緩衝材な印象があります。乗り越えるための存在ではなく、受容するための存在の違いなのかな、と感じるんです。根拠はありませんが。でもそうであってほしいです。

 

あとね~~~、杉浦レネと御池万夜の私服最高じゃなかったです???杉浦レネ、長い脚を存分に堪能できるスキニー履いてるですけど、細い脚じゃなくてちゃんと筋肉のついたムチッと感が非常に、非常に杉浦レネで最高でした…。あと、万夜様、上下ともダボダボの服とかまじで謎に御神体じゃん~~~~万夜様じゃん~~~~って悶ました、かわいい。かわいいそのものでした…あんまり自分に似合ってない服をチョイスする服装センスも世間知らずっぽくて最高……

 

結論:杉浦レネは圧倒的生まれながらの光属性



ガラの生きる道

東京凱旋のキャスト先行、ガラで当選したんだよね。でも、途中から「杉浦レネ」にしとくべきだったかな…と思ってたんですけど、ガラで良かった。むしろ、ガラにしたあのときの私を褒めてあげたい。自分、最高だね。

と、思うくらい黎明のガラ、最高でした…解釈をばちばちに壊して、超えてきましたわ、彼。

唐突にキャストさんの話になるんだけどね、あのね〜〜〜〜やっぱりめっちゃ輝馬好きジャン……黄昏観たとき、いや、その前から輝馬好きだな〜って思ってた。偶然観に行った舞台に輝馬がいたら笑顔になっちゃうくらい、輝馬は好きです。でもね。

ガラが最高なくらい性癖に刺さりすぎるからめっっっっっっっちゃ好きジャン……ってなったんすよ……。あの肩幅やべえ……背中に抱きつきたいし、あのガラ(どのガラ?)の口から「子どもができたら…」だってよ!最っっっっっ高…………人間してんじゃん、ガラさんよぉ……好き………。

きっと、ガラも結婚……するかは分からないけどニュアンス的には家庭を持って、子どもを育てて、彼の理想を、一族の野望を子ども(たぶん息子)に伝えていくって。いくんだって。子育てするガラ見たくない?私は超見たいし、夢女的発言になるけど、ガラのお嫁さんになりて~~~~~~~~~~~ってその瞬間めっちゃ思った。決してそう思うようなシーンじゃないんですけどね、ごめんなさい、ガラが好きなもんで。

 

黄昏のときのガラは、どちらかといえばサイコパスっぽい印象を持ってました。利用できるものはなんでも使う、用済みになれば殺す、倫理観なんて端からないですが?みたいな感じ。

でも、黎明でガラはガラのボスホートに在籍する理由、スパイで功績を上げる理由が判明しましたね。

ガラの「全ては祖国の為に」が、サリュートと同じ言葉なのにまっっっっっっっっっったく、180度込められた意味が違ってて、サリュートは祖国=家族として、祖国を守る、祖国への奉仕だったけど、ガラはよりよい祖国の為に、同じ苦しみとならないために、祖国を変えていく、少しずつでもという一族代々の悲願の為に、祖国の盾となり、祖国の矛となる、という決定的な違いがあったんだね…ガラ編だけで1本できちゃうね、ください。

 

私、メサイアでの最推しがサリュートなんですね。これまで、サリュートと対になるのはスークだと思っていました。まあ、確かにサリュートとスークは非常に分かりやすく対称性があります。

それに対して、サリュートとガラは一見すると同じカテゴリーに分類される、その中の小カテゴリーでもたぶん同じグループに細分化されるような、似た者同士だと思います。

でも、視点を変えると、サリュートとガラは行動理念の根底にある目的が真反対なんですよね~。サリュートは広義での『現状維持』であるのに対し、ガラは常に僅かずつでも『変化』を求めているんですよね。そりゃ、相容れることないわ、と妙に納得しました。

 

輝馬の顔面の美しさも相まって、めっっちゃガラさん推せます。黄昏みたいに、ガラ編で一本やってくれんかな…。

 

それと、ガラのカーテシー美しすぎん?帰ったら練習します。

 

結論:ガラ、そんなに悪い奴じゃないじゃん。好き。



重症繭期患者であり、繭期愛好家のわたしの感想

今作、全体的にTRUMPっぽいなっと思ったので、そう思った繭期の方!ぜひお話したいので連絡ください!

具体的に、どの部分がTRUMPっぽいな、と思ったかというと、

 

・小暮洵の幻影(繭月の陰影みたい)

・ラスールのエレガント(Th.ミケランジェロを思い出しました。D2のT版の彼ですね)

・柚木と万夜様の「お前は俺なんだ」(何も言うことはありません)

 

はー繭期かよ、TRUMPかよ、永遠の命かよ!!!!

関係ないことは分かっていますし、演出だと分かっていますが、どうもTRUMPに関してはパブロフの犬なので、その単語にはすぐに反応してしまいます。



力尽きてきたので、あとは思ったことを適当に書いていきます。

後々、修正すると思いますし、東京凱旋まで時間はあるのでゆっくり整理しようと思います。

 

・レネと穂波に必要とされる万夜様、まじ万夜様。お姫様感。

 

・なんとなく、第三世代は有賀・加々美のメサイア踏襲のイメージが強かったけど、全然違って、彼らは彼らのメサイアの関係を築き上げたんだよね。そりゃそうなんだけど、有賀・加々美ってインパクト強かったじゃん…?

 

・百瀬係長代理、めちゃくちゃかわいいじゃん…近く通った時、いいにおいしました。

 

・地味にね、ラスールくん好きだよ。ヒガンバナの藤戸要との関係についてはもっとよく考えます。

 

・藤木さんのカテコ(9月7日ソワレ)、めっっっっっっっちゃ泣いたの私だけ???

「あなたが私たちのメサイアなのです!」って言われてみ?なんか、めっちゃ生きててよかった、応援しててよかった、ありがとう、ってなるから。はー泣いた…劇中より泣いたかもしれん…「俺のメサイア」って言われるの、こんなに嬉しいことなんだね。それを体感させてくれた藤木孝さん、本当に、ありがとうございます。

 

・真生光さん、最後がギブミーチョコレート、チョコレートに固執する様子、きっと戦後の混乱した時、そうやって生き延びてきた歴史なんだろうな、と思うと切ない。

 

雛森の二丁拳銃の意味。二丁拳銃のスタイルが得意だから、というわけではなくて、もう一丁は園之人のだったんだね、と。そして小暮がいない時は、もう一丁は小暮の銃で。雛森は飄々としているけど、一人では生きられない、立てない人間だったんだと思うと、園之人と巡り会えて、小暮洵とメサイアになれて、本当に良かったという思いしかない。

 

・漆黒の闇に潜む、という最後のセリフ。漆黒ノ章を思い出しました。刻シリーズは純粋なサクラとしてのお話というより、チャーチを取り巻く世界情勢のお話、世界の改心の是非について、という印象を受けたんだけど、そこから漆黒、ということは、サクラの原点に戻って闇に潜むんだな、と思うと、改めて刻シリーズの区切り、西森さん、毛利さんペアの卒業となるんだな、と感じました。個人的にはきれいに刻シリーズはまとまって、ストーリーとしても一区切りがついたと思います。でも、これから新たなメサイアに触れられるのか、という不安と切なさを感じます。

 

東京凱旋、大切に観てきます。